腰痛の原因を知って改善に活かす

腰痛の現状

国内で約2800万人もの患者がいると推定され、介護が必要になることもある腰痛。原因は多様で、何となく様子見のまま慢性腰痛になる例も後を絶たないようです。

日本整形外科学会と日本腰痛学会は昨年11月、「腰痛診療ガイドライン」を公表。(2019年5月に改定)科学的な論文やデータに基づく診断・治療が広がるとの期待が高まっています。

腰痛の原因がわからない「原因不特定」が85%

がんや骨折の疑いがあれば「危険信号」と判断され、画像診断や血液検査で痛みの原因となっている病気を特定。

危険信号まで行かなくても足のしびれや排尿障害などの神経症状があれば、詳しい検査へ進む。

ただ、現実にはこれらのいずれでもなく原因がはっきりしない「非特異的腰痛」が腰痛の85%程度を占めるようです。ぎっくり腰もこの中に入ります。

そこで腰痛をタイプ別に分け、最適な治療を目指すために策定したのが腰痛診療ガイドラインです。

腰痛ガイドライン

腰痛は整形外科病院だけでなく内科、外科、接骨院、整体師など様々な専門家にみてもらうケースがあります。

ガイドラインが共通の基本ルールとして定着すれば、患者の安心感も広がるのではないでしょうか。

腰痛の検査に常識とされてきたエックス線や磁気共鳴画像装置(MRI)を使った画像検査は症状の改善には必ずしもつながらないことがわかってきました。

そこで、ガイドラインはエックス線検査を患者全員に実施する必要はないと明記しています。

MRIは危険信号をもつ腰痛患者、神経症状の合併がある患者には実施を勧めています。

ただ、非特異的腰痛ではMRIで見つかる異常と腰痛との関係がはっきりしない場合も多く、診断に限界があるとの報告を紹介しています。

策定委員の1人でもある矢吹省司・福島県立医科大学医学部整形外科教授は「エックス線画像では加齢に伴う骨の変化などしか見えない場合も多い。それでも患者本人はショックを受けてしまう」と指摘しています。

要らぬ誤解を招けば治療にマイナスになりかねません。画像を撮らないと怒る患者もいるが「検査が必要なほどひどくないと思ってもらうことも大切だ」と強調しています。

もう一つ、多くの人が陥りやすいのが「まず安静」という考え方です。ぎっくり腰などになると、あまりの痛さに寝込む人は多い。

しかし、ガイドラインによると「安静は必ずしも有効な治療法とはいえない」

急性腰痛でも、痛みに配慮しながら可能な範囲で動くことが、ベッド上の安静よりも痛みを軽減し機能を回復させる効果が見込めると記しています。

痛みがひどい場合には鎮痛剤を処方し、腰を動かさないように気をつけながら活動するよう勧める。第一選択薬は非ステロイド性抗炎症薬とアセトアミノフェン。「短期間処方し、ある程度動ける体をつくる」

コルセットも効果を過信しない方がよいかもしれません。ガイドラインでは、痛みの改善効果は認められないとする一方で、体を動かす機能の改善には有効だと記載している。

「腰痛の予防になるというデータはないが、患者自身が動けそうだと感じるケースもある。適宜、付けたり外したりするとよいのではないか」と指摘しています。

働き過ぎや精神的ストレスも関与

    1. 働き過ぎによる肉体的ストレスや悩みなどの精神的ストレスで、脳の神経細胞の興奮を鎮める指令をだすDLPFCの活動が弱まる。
    2. 自律神経の交感神経が興奮する。
    3. 大量のアドレナリンとノルアドレナリンというホルモン分泌される。
    4. 血管が収縮し血流不足による筋肉・神経・腱・靱帯に酸素欠乏が生じる。
    5. 血液は全身の細胞に酸素と栄養を送り、老廃物や体にとり込まれた有害物質を回収して排泄する働きをしている。血流障害によってこのサイクルが阻害されると、細胞に必要な酸素や栄養は届かず、老廃物や有害物質が体内に蓄積するようになる。
    6. その結果筋肉の麻痺、神経障害、痛みの発生につながる。

心に不満を抱えていると痛みの慢性化につながるので、「忙しくても楽しく思えるような工夫を」と同部長は話す。

多くの人が経験する非特異的腰痛を防ぐ方法として、日赤医療センターの久野木部長は「良い姿勢」「適度な運動」「楽しい仕事」「バランスのとれた食事」の4つをあげています。

いずれもちょっとした心がけだが、骨粗しょう症や脊柱の変形、それに伴う脊髄の圧迫などの予防にもつながる。10年単位でみると、実施するのとしないのとでは大きな差が出てくるという。

厚生労働省研究班の最新調査によると、高齢者だけでなく40~50代も約4割が腰痛を訴えている。若いうちから運動療法などに取り組んだ方がよいでしょう。運動といっても身構える必要はありません。

福島県立医大の矢吹教授はまず簡単なストレッチから始め、大股で歩くなど汗ばむ程度の全身運動へ進み、最後に筋力トレーニングなども試すよう勧めています。

週3回以上、3カ月以上続けるのが基本だ。「生活の一部に取り入れて習慣にしてほしい」と呼びかけています。(日経電子版の記事参照)

あなたに腰痛が発生したら

  1. まず病院へ行く(健康保険が利用できる)
  2. 危険な状態ではない
  3. 原因がハッキリしない非特異的腰痛と云われた
  4. 通院したが改善しない
  5. 当院を利用、ご自分の判断で、病院に行かずに直接おいでになっても構いません

という流れになります。

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施術料 4,500円 約45分


岐阜県揖斐郡大野町加納23番地3

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